「ドラッグストアの薬剤師はキツイから辞めたい」
「ドラッグストアで働くのがきつい、辛い」
「ドラッグストア勤務と同じ年収で転職する方法を知りたい」
など、ドラッグストア薬剤師を辞めて、他の仕事をしたいと考えてはいませんか。
そこで今回は以下の内容を執筆しました。
- ドラッグストア薬剤師が職場を辞めたいと思う理由と対策
- 辞めたいと思うのに辞められない理由
- 辞められない不安を払拭する方法
- ドラッグストア・医療情報担当者(MR)・調剤薬局で求められる人とは?
- ドラッグストア薬剤師からの転職を成功させる5つのポイント
- 薬剤師転職に強い転職エージェントの紹介
- ドラッグストア→調剤薬局への転職メリットについて
それでは順に解説していきます。

調剤薬局の薬剤師として5年、病院薬剤師として10年勤務。
現在は病院薬剤師として働きながら面接官なども担当。
薬剤師がドラッグストアを辞めたい理由
それでは、ドラッグストア薬剤師を辞めたいと思う理由を紹介していきます。
具体的には以下の内容です。
- シフト制で年間休日が少ない
- 深夜シフトに入らなければいけない
- 異動が多い
- 本業以外の仕事が多い
- ノルマを課せられる
- 肉体労働が多い
- 調剤技術を高められない
それでは順に解説していきます。
シフト制で年間休日が少ない
ドラッグストアは年中無休の店舗が多く、シフト制のため土日祝日関係なく働かなければいけません。
一般的にホワイト企業と呼ばれる会社の年間休日は120日以上と言われていますが、ドラッグストア勤務の年間休日は労働基準法最低ラインの105日〜110日前後の会社が多くなっています。
また、休みが出れば補てんで代わりに出勤しなければならないため、法定内の年間休日を取れていない違法なケースもあるようです。

私も、休日出勤しなくてはならない日が多くて疲れてしまいました・・・。
深夜シフトに入らなければいけない
深夜シフトは手当がつくため年収アップを目的に働いている方にはメリットとなります。
しかし、生活リズムが狂いやすいため深夜シフト勤務を続けていると、次第に無気力になり辞めたいと思うことも。
また、プライベートと両立しにくく、ワークライフバランスが取りにくいのもドラッグストア薬剤師が引く手あまたと言われる理由の1つでしょう。

ドラッグストアは深夜勤務も多く、ライフワークバランスが崩れるケースも多いです。
異動が多い
ドラッグストアは店舗数が多いため、別店舗に異動を言い渡されるケースもあります。
異動頻度は会社によって様々ですが、「来週から異動」「明日から異動」と急に言い渡されることもあるようです。
異動が多いとなかなか生活スタイルを構築しにくく、疲弊してしまうケースも。

特にウエルシアやコスモスなどのような全国展開しているドラッグストアでは、転勤も多いです。
本業以外の仕事が多い
医薬品以外の品出しやお客様の対応、レジや売上管理など本業の薬剤師の仕事とは違う業務もやらなければなりません。
そのため薬剤師として働いているのか、ただドラッグストアで働いているのか分からなくなるケースもあります。
特に接客の仕事が辛いと感じている方も多いです。

クレーマーの対応などでストレスを感じてしまう人もいます。
ノルマを課せられる
ドラッグストアではノルマが課せられるケースもあります。その場合、薬剤師であっても売り上げ目標を課されて、他店舗との売り上げ競争をしなければなりません。
勤務歴に応じてノルマは増えていき、売り上げだけを追いかける仕事を嫌になる人が多いようです。
ノルマの他にも、薬剤師としての責任を感じたり店舗管理者になったりと、責任を感じる場面は多いです。

ノルマがあると一気に業務に対するストレスが上がってしまいますよね。
肉体労働が多い
ドラッグストアでは食品や飲料も取り扱っているため、品出しは重労働になります。
品出し後の段ボールの片付けもあるため、女性には品出し作業はきつい業務です。
さらに、立ち仕事のため体力に自信のある人でなければ続かない仕事と言えます。

ドラッグストアは薬剤師としての業務よりも雑務の割合が多く肉体的な負担も大きいです。
調剤技術を高められない
ドラッグストアは薬局とは違い、多様な商品の販売で成り立っています。
そのため調剤併設しているドラッグストアであっても、調剤に関しての教育が不足しているのが現実。
先輩社員や管理者から学ぶしかなく、調剤技術を高められる環境ではありません。

長く勤めていてもスキルが高まらず不満を感じるケースもあります。
ドラッグストアを辞めたいと思った時の対策3選
ここでは、「ドラッグストアを辞めたい!」と思った時に行う対策を3つ紹介します。
具体的には以下の内容です。
- 心身が疲れていたら昼のシフトを多めにしてもらう
- 休職する
- 転職を考える
それでは順に解説していきます。
1つ目|心身が疲れていたら昼のシフトを多めにしてもらう
深夜シフトに入りすぎて体調が悪い、寝ても疲れが取れないといった不調を感じたら深夜シフトを控えましょう。
生活リズムが狂って睡眠時間が十分でなければ、仕事でミスしかねません。
まずは、身も心もリセットできるように昼のシフトを多めにしてもらい、体調を整えることを先決にしてください。
2つ目|休職する
シフトの調整がつかなければ、思い切って休職するのも手です。
しかしここで注意点があります。
休職制度は労働基準法や労働契約法に規定はなく、会社の就業規則に定められるものです。
もし、就業規則に定められていれば労働契約の一部となるので、休職制度は会社にとって義務となります。
会社の就業規則に休職制度があるか確かめて、体調がすぐれなければ医師の診断をもらって休職するのも考えてみてください。
3つ目|転職を考える
「休職は転職活動で不利になる」と不安な方は、さっそく転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。
なお、転職活動は在職中に行うのをおすすめします。
在職中に転職活動をする理由は、離職期間中の国民健康保険や国民年金は全額自腹で払わなければいけないからです。
次に、転職しようと思ったのに今の職場を辞められない!と感じる理由を解説していきます。
ドラッグストアを辞めたいのに辞められない!と感じる時によくある理由
ドラッグストアで働いていて、「辞めたいのに辞められない…。」「辞める勇気がない。」と思ったことはありませんか?なぜ辞めたいのに辞められないと思ってしまうのでしょうか。
その大きな理由を2つ紹介していきます。
年収ダウンが怖い
薬剤師の勤務先の中でドラッグストアが1番時給が高く、高年収となります。
今の年収を保てる他の職業が見つからず、年収ダウンするくらいならドラッグストア勤務を続けようと考えてしまうのは当然です。
また、年収ダウンになると生活水準を下げなければいけないため、今後生活していけるのかと恐怖を感じているのかもしれません。しかし、年収ダウンを怖がる必要はありません。
その理由は2つあります。
1つ目は「年収を維持する働き方が他にもあるから」です。
そして、2つ目は「超高級志向・子どもは私立に通わせる」といった理想がなければ、普通に生活していけます。
適切に転職活動を行えば、年収を下げずに転職できる上、探せば年収アップも狙えます。また、生活については贅沢すぎる生活さえ望まなければ、薬剤師であれば十分にやっていけます。
そのため、年収ダウンを恐れて行動しないのが一番良くない状況だということを理解しておきましょう。

漠然とした不安があるから行動しない、というのが一番良くないです!
今さら調剤できるか不安
薬科大学卒業後、そのままドラッグストアに入って一度も調剤業務の経験がなければ、今さら調剤ができるのかと不安になるでしょう。
しかし、その心配もする必要はありません。
多くの女性薬剤師は結婚や出産後に現場を離れているからです。
あなたと同じように調剤ができるか不安な気持ちを抱えて、薬剤師復帰しているのです。
もし不安が拭えなかったら、「OJT研修が充実した職場」を転職希望先の条件に加えましょう。研修が充実している企業に転職することで、過去の知識や経験を復習しながら働き始めることができます。

調剤技術について不安であれば、研修が充実している企業に転職するのがおすすめです。
ドラッグストアから薬剤師が転職する際におすすめの職種
年収ダウンになるからドラッグストア薬剤師を辞められない!と不安になっている方に、他の仕事を知っていただきたく、3つの働き方を紹介します。
順に解説していきますので参考にしてみてください。
別店舗の管理薬剤師
もし、現状の年収などの不満がある場合は、別店舗のドラッグストアや薬局で管理薬剤師として働くこともおすすめです。
医薬品を取り扱う薬局や店舗には管理薬剤師を必ず勤務させなければなりません。
これは薬機法に定められているため、義務となります。
管理薬剤師の仕事内容は通常の薬剤師業務に加えて、以下の業務が加わります。
また、医師・看護師と連携するために院内カンファレンスへの参加も病院薬剤師の管理業務の1つです。
管理薬剤師になるには薬局で5年以上の実務経験を積み、公益社団法人薬剤師認定制度認証機構などの中立的かつ公共性のある団体で認証を受けた認定薬剤師であることが奨励されています。(参考:令和元年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の一部改正について)
年収はドラッグストアの平均年収約512.5万円(マイナビ薬剤師より参照)に対して、管理薬剤師の平均年収は約670万円(マイナビ薬剤師より参照)となります。
地域差があるものの、ドラッグストア勤務よりキャリアアップできるため、調剤薬局に転職後、管理薬剤師を目指すのも1つの方法でしょう。

今現在、通常の薬剤師として勤務しているのであれば、管理薬剤師に転職するのもおすすめです。
医療情報担当者(MR)
医療情報担当者(MR)は、医薬品の有効性や安全性、副作用などを医療従事者へ説明することを業務としている仕事です。
製薬会社と医療現場を橋渡しする役目を持つ仕事のため医薬品の知識の他に、医療の知識が必要になります。
医療現場が求めている薬の情報を製薬会社に持ち帰り、新薬の開発につなげる役目もあるため、高いコミュニケーション能力が求められます。
医療情報担当者(MR)になるには資格は要りませんが、入社後に厚生労働省が認可する、公益財団法人MR認定センター実施の「MR認定試験」に合格してMR認定証を交付してもらう必要があります。
MR業界で働く薬剤師資格保有者は1割程度と少ないのが現状です。専門知識のある薬剤師は製薬会社や医療現場では求められる人材でしょう。
医療情報担当者(MR)の平均年収は約580万円と、ドラッグストア勤務とあまり変わりはありません。(参照:マイナビAgent)
ドラッグストア勤務は医療現場が身近に感じにくい職場ですが、医療情報担当者(MR)は医療現場に入って仕事をするため、医療に携わりたい人にはおすすめの仕事です。

他の業務に携わりたい人や、やりがいのある仕事をしたい人におすすめです。
調剤薬局(本業) + メディカルライター(副業)
平均年収は、「ドラッグストア > 調剤薬局 > 病院」の順で高くなります。
ドラッグストアから調剤薬局へ転職すると年収ダウンになるため、副業で補ってみる方法もあります。
薬剤師資格を活かしてできる副業としてメディカルライターが挙げられます。
Web上に載せる記事をパソコンで書くライター業ではありますが、健康食品や化粧品、医薬品のライティングは薬機法に気をつけなければいけません。
また、「この記事は薬剤師が書いている」という権威を示せるため、メディカルライターはWeb業界で求められる存在になっています。
メディカルライターの収入は案件と経験によってまちまちですが、専門分野になるため低単価の案件は少ないのが現状です。

私も現在、本業は薬剤師として働きながら、副業ではメディカルライターとして活動しています。
ドラッグストア薬剤師からの転職を成功させる5つのポイント
ここではドラッグストア薬剤師を辞めて他の薬剤師に転職する場合の成功ポイントを紹介します。これから紹介する内容を転職活動前に行えば、スムーズに転職できるでしょう。
ポイント1|辞めたい理由と自分にできることを洗い出す
入社当初はどのような未来を想像して入社したのか思い出してみてください。当初の気持ちを思い出しても辞めたいと思えば、辞めたい理由を全部出してみましょう。
そして求人を探す際に、あなたが挙げた職場を辞めたい理由に当てはまらない会社が理想の職場になります。
理想に近い職場を探すためには、まず自分の気持ちを整理することが近道になるのです。辞めたい理由を整理できたら、次は自分にできる仕事を洗い出します。
自分にできる仕事を洗い出すときのポイントは2つあり、「実務・技術面」と「仕事への取り組み方・気持ち面」を細かく出していくことです。
品出しや在庫管理は誰でもできるといって、アピールしないのはもったいありません。あなたが当たり前のようにできることは、他人ができることとは限らないのです。
そのため、自分にできることは事細かく出していきましょう。

まずは辞めたい理由を明確にしておきましょう。次の職場探しでも、理由を明確にしておけば探しやすくなります。
ポイント2|キャリアアップとキャリアチェンジのどちらを選ぶか考える
キャリアアップとは、同じ職種や業種に転職して、今よりも高度な知識や技術を身につけることを表します。一方、キャリアチェンジは未経験の職種や業種への転職を表します。
「ドラッグストアを辞めたいだけで薬剤師自体は続けたい」「資格を活かしたい」と思うならキャリアアップに当てはまります。
もし、収入面で安心したければ薬剤師資格を活かしたキャリアアップを選び、収入は下がってもいいから薬剤師自体を辞めたいと思えば、まったく異業種のキャリアチェンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。

自分自身がキャリアアップしたいのか、キャリアチェンジしたいのか明確にしましょう。
ポイント3|転職希望先で求められていることを把握する
希望する転職先に内定をもらっている方は、自分の要望ばかりではなく転職先が求めていることを把握しています。
当たり前ではありますが、転職活動というのは双方に求めていることが合致して転職先が決まるのです。
そのため、転職希望先がどのような人を求めているか、自分は求められている人材に値するかを把握する必要があります。
そして、あなたと転職希望先の求めることが合致していたら次に考えなければならないことがあります。
それは「転職希望先で自分はどのように働けるか」です。
面接時には「何をしてきたのか」「何ができるのか」と必ず聞かれるので、詳しく答えられるようになりましょう。

自分自身に出来ることを書き出しておけば、理想に合った転職先を見つけられる上、企業の面接対策にもなります。
ポイント4|転職エージェントに登録して担当者に相談
転職活動を成功させるためには、転職エージェントの利用が欠かせません。
通常の求人サイトでも転職はできますが、求人を探したり応募したり、面接日時の調整をしたりと、すべて自分で行わないといけない求人サイトでの転職はデメリットしかないのです。
一方、転職エージェントではキャリアアドバイザーとの面談で、あなたの状況や要望を聞いてくれます。
一緒に自己分析をしながら、あなたはこの業界に合っていそうとアドバイスをくれるので詳しくなかった他の仕事に興味を持つかもしれません。
もし業界に興味があれば仕事内容や想定年収など、細かな情報を聞いてみましょう。
実際に転職活動が始まると、キャリアアドバイザーは履歴書や職務経歴書の添削、面接の日程調整をしてくれます。
企業とのやり取りをせずに済むので、働きながら転職活動する人にはキャリアアドバイザーは心強い存在となるでしょう。

私自身も、転職するときはこの記事で紹介している3つの転職エージェントにお世話になりました。
ポイント5|準備が整ったら即行動!
「辞めたい」「転職したい」と思った時は行動するのが肝心です。
求人にも好不況があります。求人が少ないときにむやみに転職活動しても、時間のムダになる可能性があるのです。
そのため今は転職しどきかどうか、転職エージェントに登録して聞いてみるのをおすすめします。
もし今、希望する求人がなければキャリアアドバイザーに「おすすめ求人が出たら紹介してほしい」と事前に伝えておくだけで、今後の転職活動に差が出ますよ。
キャリアアドバイザーに条件を伝えて、働きたいと思う求人に出会えるまで待つのも転職活動です。
働きたい職場と自分の条件がマッチするように、日々、自分の能力を高めながら求人が出るのを待ちましょう。

今すぐに転職しなくても、とりあえずエージェントやサイトに登録してみて求人を眺めてみるのもおすすめです。
薬剤師転職に強い転職エージェント
それでは、実際に薬剤師転職に強い転職エージェントを紹介していきます。
転職エージェントにはそれぞれの強みがありますので、あなたが考えている転職先に合ったエージェントを選んでみてください。
それぞれ順に解説していきます。
ファルマスタッフ

ファルマスタッフは大手薬局チェーンの日本調剤株式会社のグループ企業です。そのため、調剤薬局の求人に強い転職エージェントとなっています。
正社員の各求人数は日本全国で以下の通り。(2024年10月末現在)
調剤薬局 | 20,870件/43,970件(47.5%) |
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病院・クリニック | 2,110件/43,970件(4.8%) |
ファルマスタッフのキャリアアドバイザーは業界知識があり、転職希望者に向き合って対応してくれます。転職希望者がファルマスタッフを評価したところ、96.3%の方が「大変満足/ほぼ満足」という結果でした。(参照:ファルマスタッフ お客様満足度調査アンケート(2021/1/20~2021/2/10実施)
働き方は正社員・パート・派遣から選べるため、ドラッグストアから調剤薬局に転職を考えている方はファルマスタッフを利用してみてはいかがでしょうか。
非公開求人の紹介も行っています。
マイナビ薬剤師

大手マイナビが運営する薬剤師転職エージェントは大手企業なだけあり、求人件数が多いです。
正社員の各求人数は日本全国で以下の通り。(2024年10月末現在)
調剤薬局 | 21,858件/46,833件(46.7%) |
---|---|
病院・クリニック | 2,517件/46,833件(5.4%) |
マイナビ薬剤師のサイトには、初めて転職活動をする方が参考になる特集が用意されています。
転職活動予定の方は「転職お役立ちガイド」を読んでみてはいかがでしょうか。
マイナビ薬剤師は手広く求人を紹介しているため、ファルマスタッフのような専門性には欠ける印象です。
しかし手広い求人が多いゆえ、薬剤師資格を活かした働き方が紹介できるエージェントとなっています。
「ドラッグストアや調剤薬局、病院では働きたくない」と思っている方はマイナビ薬剤師が合っているでしょう。
薬キャリ

薬キャリの親会社は「IT × 医療」で新しい価値提供を目指すエムスリー株式会社です。
親会社は海外進出もしている企業なので、母体が大きく安心して利用できます。
正社員の各求人数は日本全国で以下の通り。(2022年10月末現在)
調剤薬局 | 31,631件/47,328件(66.8%) |
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病院・クリニック | 3,368件/47,328件(7.1%) |
薬キャリの親会社は医療に関するサービス提供をしているため、病院やクリニックの内部事情に精通しています。
病院やクリニック勤務の方は、薬キャリで転職相談をしてみてはいかがでしょうか。
ドラッグストアから調剤薬局への転職はメリットあり!
「ドラッグストア勤務だと調剤経験がないし、活かせることがなさそう」と自信をなくしてはいませんか?
実は、ドラッグストア勤務者だからこそ活かせる経験があるのです。
これから内容を紹介しますので、ぜひ、自信を持ってください。
OTC医薬品や健康食品の知識は調剤薬局でも活かせる
高齢化社会による医療費削減のため、近年ではOTC医薬品の使用が推奨されるようになりました。
また、よく病院にかかる年配の方々は健康食品やOTC医薬品を飲んでいる方が多く、処方する薬との飲み合わせを気にしている方もいらっしゃいます。
「健康食品を飲んでいるけれど、この薬も一緒に飲んでいいの?」という質問を受ける場面もあるのですが、調剤薬局一筋の薬剤師はOTC医薬品の知識がないため、患者の質問に答えられない場面があるのです。
そこでOTC医薬品の知識のあるドラッグストア勤務者が職場にいると、OTC医薬品について質問できるので他の薬剤師との差別化ができ、経験が有利になります。
まとめ
ドラッグストア薬剤師は調剤経験がない方もおり、調剤業務のある仕事への転職にしり込みしがちですが、心配無用と分かりました。
また、ドラッグストア勤務を活かせる場面もあるため不安を感じる必要はありませんよ。
どの職場に転職しても覚えることや勉強することは多くあります。
ドラッグストアを辞めたいと思っている方はまず、将来何をしたいか考えてみましょう。
そして目標が決まったら、年収ダウンせず、将来のキャリアアップにつながる職場を見つけるためにぜひ、転職エージェントを利用してみてください。
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